夏だからなのか、最近は地元の渓流では釣果に恵まれない。そこで思いきって憧れの北アルプスへ行ってみることに。
北アルプスと言えば、黒部川源流の薬師小屋が有名ですが、その入口でもある折立までは、私の住んでいる栃木県からだとあまりにも遠い。
なので、今回は長野県側の扇沢から奥黒部ヒュッテに行き、その周辺の黒部川や沢で釣をする計画。
奥黒部ヒュッテまでは、コースタイムは約6時間。そこで釣りをする事を考えると2泊は必要。
ってことで、2泊3日の【山歩き】&【釣り】の記録です。
扇沢~平ノ小屋
扇沢バスターミナル、ここからスタートです。
ターミナル直近の有料駐車はガラガラ。
そこから、少し坂を下った市営無料駐車場に駐車します。こちらも雨なので空いてました。
天気予報は、朝方まで雨。その後は雲。夕方一時雨。
予報通りではあるものの、思ったより降っているため、カッパを着込んでいざ出発。
バスターミナル内での改札待ちの列。
こちらもそれほど混んでいない。
関電電気バス。
2019年にトローリーバスから電気バスに変更になって初めての乗車。
詳しくはこちら
黒部ダム駅内の通路
観光放水してました!
下の廊下方面。
ケーブルカーへの通路。
ロッチくろよん方面へ
ロッチくろよんまでは、道が整備されています。
ロッチくろよんが見えてきました
ここで痛恨のルートミス。
小屋手前の分岐を、湖沿いを歩くという先入観から誤って湖方面へ。
湖岸に出てしまい行き止まり。
「ロッチくろよん」まで戻り、正しいルートへ。
往復で約20分ロス。
途中で登山とおもわれるかたに抜かれます。
この日、登山道で出会った人は、後にも先にもこのかただけでした。
宿泊先の小屋で再びお会いして、熊のお話で盛り上がりました(笑)
途中、何度も沢を渡りますが、釣りは我慢。
こんな感じの丸太橋を何度も渡ります。
この後も、丸太の梯子や橋が続きます。
テント泊の荷物+釣具+ビール+3日分の食料で、70リットルのザックがパンパン。
これまで経験したことのないザックの重みで、登りになると、急に足が進まなくなります。
雨で濡れているので、一歩ずつ慎重に。
ダムからコースタイム約4時間のところ、約40分オーバーして、やっと船着き場の「平の渡し」に到着です。
時刻表を見ると、14:00発の便が・・
事前のネット情報が古かったらしく、この時期は増便されている時期でした。
良かったー。最新情報は必ずチェックしておいたほうが良いですね。
渡し船時刻表(2021年9月現在)
平の小屋発 6:00、10:00、12:00、14:00(7~9月のみ)、17:00
針ノ木谷発 6:20、10:20、12:20、14:20(7~9月のみ)、17:20
12:00の便に乗ることを目標で来たので、次の14:00の便まで、約1時間以上あるので平乃小屋で休憩することに。
ちなみに本にもなっているようです。
『職業イワナ釣り師の家系の佐伯家3代と、現在の湖底にあったころからの小屋の変遷を追ったドキュメント』
次は、ここに泊まりたくなりました!!
朝方の雨と汗で全身ずぶ濡れになったので、着替えて、食糧補給。
平乃小屋~奥黒部ヒュッテ
10分前に移動して、船で対岸へ。
乗船客は私一人でした。
対岸に渡ると丸太の梯子が次々と現れます。
雷が鳴りだし・・・
豪雨となってしまいます。
丸太梯子は濡れてしまい、、黒部川もあっという間に茶色の濁流に。
雨と雷のピークの時は岩陰で、雨風を30分ほどしのいで、ようやく天気が回復しますが、時間は16時
小屋手前の東沢も濁流と化しています。
明日は釣りになるのだろうか?
一方でもしかして雨上がりの高活性にも期待。
・・とか考えながら丸太の橋で川を渡ります。
やっと目的地の奥黒部ヒュッテに。
テントを担いでいますが、本日2回目の全身ずぶ濡れ状態で、雨もまだパラついているので、テント泊は断念。
小屋に泊まらせて(素泊)いただきます。
<料金>(2021年9月時点)
1泊2食 10000円
1泊夕食のみ 9000円
1泊朝食のみ 8000円
素泊まり 7000円
なんと、小屋にはお風呂や、
洗濯機も!!洗剤もお借りできました。感謝です。
奇麗な自炊部屋もお借りでき、もう最高です。
今夜の宿泊客は、2人だけ。
夜は食堂で、小屋番さんも3人で山談義。楽しいひと時です。
快適な布団で寝ます。