コロナウイルスの影響で解禁が遅れていた湯ノ湖・湯川が1月遅れで解禁しましたので、さっそく行ってきました。
目次
湯ノ湖・湯川について
【湯ノ湖】
湯の湖(ゆのこ)は、日光市の西部にある湖で北東にある三岳火山の噴火によってつくられた堰堤湖とのことです。
<面積>0.32km3<周長>2.8km<最大水深>12m2<標高>1,475m2
水深が思ったより浅いですね。ちなみに、お隣の中禅寺湖は163mです(汗)
【湯川】
湯川は、湯ノ湖に端を発し、南岸から湯滝となって流れ落ち、戦場ヶ原の湿原を緩やかな流れとなって通過した後、竜頭の滝の下流で地獄側の支流として合流しています。
湯川と合流した地獄川は約0.5km下流で中禅寺湖へ。湯滝から戦場ヶ原までの区間は2005年にラムサール条約登録湿原地「奥日光の湿原」の一部として登録されているとのこと。
<水系>利根川<延長>11.2km<水源>湯ノ湖<合流先>地獄川
また、湯川~中禅寺湖~華厳滝~大谷川は、とひと続きの川だったと考えられているらしいです。なるほど、感慨深い。
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋
湯ノ湖・湯川の釣り
※以下、全国内水面漁業協同組合連合会日光支所 湯川・湯ノ湖ホームページより抜粋
明治期、避暑に訪れたイギリス商人トーマス・グラバーが、領事館の協力により、明治35年にアメリカからカワマス(ブルック・トラウト)の卵を取り寄せてふ化稚魚を放流しました。以来、湯ノ湖と湯川は皇室の財産として管理され外国高官のマス釣り場として利用され、今日に至ります。
日本で初めてカワマスが放流され、イギリス式の釣りが伝えられたことから、日本におけるフライフィッシングの聖地とも言われています。
【湯ノ湖・湯川の魚】
・ニジマス(RAINBOW TROUT)
・カワマス(BROOK TROUT)
・ヒメマス(KOKANEE)
・ホンマス(MASU TROUT)
【料金・ルール】
詳細はこちら⇩で。
釣行(前半)
「6月 3日(水)日の出(4:23)からの解禁」との情報をTwitterで入手。さっそくホームページをチェックすると情報が更新されていました。
湯ノ湖でルアーか、湯川でフライか、迷いましたが「フライフィッシングの聖地で釣りをしてみたい」との思いから後者を選択。
発券は以下とのこと。
<湯ノ湖釣り事務所>
6 月 3 日 3:30~17:00、6 月 4 日以降 6:30~17:00
<赤 沼 茶 屋>
6 月 3 日 4:00~17:00、6月 4 日以降 6:00~17:00
<湯滝レストハウス>
6 月中旬ころまで休業予定
解禁といえば・・・釣券購入の行列、混雑、ポイントはすぐに埋まってしまう等をイメージしていたので、朝4時前に赤沼茶屋へ。
予想外に、駐車場には車も少なく、混雑の様子もありません。
平日なのと、鮎釣りも解禁になったからでしょうか??
赤沼茶屋で釣券を購入。
延期ではあるものの解禁日なので解禁日料金(3,000円)かと思っていましたが、通常の2,000円、合わせて記念のピンバッチとアンケート用紙をもらいました。
お店の方に少し話を聞いてみると、親切に以下を教えていただきました。
・赤沼茶屋は今日は営業しないので、駐車場を使用してよい。
・昨年の台風の影響で木道は通行止めだが、川を進めば迂回可能。
・熊情報はなし。(これまで人が入っていないので)
・先行者は1人
赤沼茶屋さんから道路を渡り、WCのわきからハイキングコースに入ります。
戦場ヶ原は何度もハイキングできたことがあったので、だいたい把握しています。
歩くとすぐに赤沼橋に到着。
早速、川に入りドライフライ(パラシュート♯14)を流していきます。
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「クリークエッジ」 Premium Collection ライトケイヒル パラシュート ドライ 12個 完成フライ (#14) |
基本は木道を進みます。川が木道から離れる場所は、川沿いを進みますが、川の底に泥が堆積しているので歩きずらいです。
こちらが台風の影響が残っている箇所。
濡れていて滑りそうなので、木道のわきを通過します。
初めての場所なので、フライを投げ入れながらテンポよく進んでいきますが、ライズは見当たりません。
途中、素敵な景色を堪能しながら・・・
と言いたいところですが、周りには他に誰もいないし、朝の静けさの中に鳥や動物の鳴き声だけが響き渡ります。加えて、あまりにも人がいないので、不安になります。
この時点でも、ライズ、ハッチ、見当たらずドライフライでは、でる気配がありません。
そのため、ニンフに変えようとしましたが、インジゲーターを車に忘れてきてしまったことに気づき、やむを得ずドライのまま進むことに。
青木橋より上流は、遊歩道から川が離れてしまい、山の中をひたすら上流に向かって歩きます。
小田代橋を通過し、小滝付近まで来たところで、湯滝側から下ってきたフライマンを発見。ホットしました。
小滝より上流は、フライマンが何人もいて、やっと解禁日だなと実感しましたが、あまり近くで釣りをするのも微妙なので、そのまま通過していくと、すぐに湯滝に到着してしまいました。
赤沼まで歩いて戻るのも時間がかかります。
バスがあったのを思い出し、時刻表を調べてみると、ちょうどよい時間のバスがあったので、バスに乗って赤沼まで戻ってきました。
釣行(後半)
湯滝から赤沼まで、バスに乗っている時間は、10分ぐらいでした。
平日なので、バスには中学生らしき制服を着た生徒達が乗っています。
赤沼に戻るも、まだ8時前でしたので、忘れたインジゲーターをポケットに入れて再チャレンジです。
今朝と同じルートで、今度はニンフを流しながら釣り上がりますが、暖かくなってきたのからなのか、今度はハッチが飛び回っていて、ライズも確認できます。
今度こそ・・・と、フライをドライ(エルクヘアーカディス#14)に変えて、ライズがあった場所へ投げ込むと、すぐに出ました。
奇麗なブルックトラウトです。
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「Creek Edge Premium Collection 」完成フライ 12個 エルクヘア カディス Claret (#14) |
更に少し上流側でも、ライズを発見。これも、すぐに反応し、ヒット。
その後、赤沼橋の下流に下ってみますが、ライズはちらほら見つけましたが、ヒットせずでした。
午後から仕事の為、ここで納竿。
大谷川でおまけ
早めに片付けを済ませて湯川を出発。
いろは坂を下った時点で、少し予定より時間が早かったので、大谷川の様子を少し見ることに。
10分だけと思い、車に積んでおいたトラウト用ロッドとスプーンで入渓。
何気なく、岩陰にルアー投げてみると、いきなりヒット!!
小さな岩魚クンでした。少しおなかに傷があります。そっとリリースしてあげました。
ルアーは東古屋湖でニジマスを釣ったルアーでした。
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※実際に使ったルアーは同じ柄で色がシルバーとホワイトのものでした。
その後、近くの堰堤下で投げてみましたが、ヒットせず。
結局、30分ぐらい粘ってしまい、慌てて帰りました。